痛快な夢

フランスの通信社AFPにこんな時事がありました。『ペイン・ガリシア(Galicia)自治州の女性、アンヘレス・デュラン(Angeles Duran)さん(49)は、スペイン紙エル・ムンド(El Mundo、電子版)の取材に、月や太陽系の惑星のほとんどの所有権を登記した米国人男性の話を見かけ、9月に自分も太陽を登記したと語った。』『所有権を獲得したデュランさんは、これから「太陽を使う人」全員から利用料を徴収する考えだという。利用料のうち50%をスペイン政府、20%をスペインの年金基金に寄付する考えらしい。さらに10%を研究費に、10%を世界の飢餓撲滅に、最後に残った10%を自分で使うとのこと。
「ものごとを正しくやるべきときが来たのよ。収入を生みだし、景気を良くして、人びとの生活を良くする方法があるなら、やるしかないでしょ?」とデュランさんは問いかけた。』
 ギリシャアイルランドポルトガル、スペイン、イタリアの金融市場が麻痺し、ヨーロッパの金融市場が封鎖される可能性もあるとのことですから、生活の安定が一番大切と考える習性のある女性の私から見ても、このスペイン女性はなかなかの肝っ玉母さんですよね! 無策が続く政府への痛烈な皮肉にもなりますね。痛快な夢ですね。 まあ、しかし、夢にしても、利用料の50%をスペイン政府にというのは頂けないですね。もし、太陽使用料が現実のものとして莫大な資金がスペイン政府に入っていくとになると、400年も続いたスペイン黄金世紀が復活してしまいますよね。覇権主義はごめん蒙りたいんですがね。