東電お笑い「倫理マニュアル」

【Gend】
●誰も守っていない!?
 次々とデタラメが発覚している東電に倫理マニュアルが存在するのをご存じか。「企業倫理遵守に関する行動基準」で、02年8月に発覚した原発の修理、点検作業における不祥事がきっかけで作成された。原案を作ったのは、当時、社長だった勝俣恒久会長である。
「『しない風土』『させない仕組み』をスローガンに03年に制定され、その後、2回にわたって改訂されています。社員は宣誓書に『私の行動宣言』を書き、署名しています」(事情通)
 中身はざっとこんな感じだ。

〈私たちは、国内外の法令およびその精神を遵守し、社会のルールに反する行為を行いません〉
〈すべての人に対し誠意をもって接するとともに、真摯な姿勢で仕事に取り組むなど、社内外において誠実に行動します〉
〈政治や行政に対し、健全で透明な関係を保ちます〉
〈安全第一を徹底して公衆並びに作業従事者の安全確保に努めます〉――。

いやはや何ともご立派な内容だ。
「この行動基準が実践されていたら、福島原発の事故直後の二転三転した記者会見も、『国際法違反』と騒がれた汚染水の海洋投棄も、経産省原子力安全・保安院との“癒着”もなかったでしょう。原発周辺の住民に対して社長が土下座行脚することも、被曝(ひばく)線量無視で作業員を働かせることもあり得なかった」(経済ジャーナリスト)
 ちなみに行動基準に反し、企業倫理上問題がある行為があった場合は〈就業規則に基づき、懲戒処分の対象となります〉とある。今の東電上層部は誰も行動基準を守っていないように見えるのだが……。

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昨日も東京電力の西澤俊夫社長が、青森の東通村を訪れ、越善靖夫村長に対して福島原発事故の謝罪をしたようですが、やはり、東電は原発止めるつもりはさらさらないようですね。この連中は累犯罪者の懲りない面々かな。