戦後の日米関係、無条件降伏を基礎 日本は次々ご馳走出したのです。女性を含め。

孫崎 享ツイッター

占領と今:

日本に今日、占領時代の迎合が綿々と生きていると同様、米国にも占領気質が今日も継続。1945年9月6日、マッカーサー元帥宛「連合国最高司令官の権限に関する通達」は第一項で「天皇及び日本国政府の国家統治の権限は、連合国最高司令官の貴官に属する」と規定。同時に「我々と日本との関係は契約的基礎の上にあるのでなく、無条件降伏を基礎」。だから「貴官の権限は最高だから、貴官は日本から如何なる異論もうけない」と規定。押しつけ今と同じだ。そしてその結果。ケナン(第二次大戦後の米国の最も優れた外交官の位置付け)の評価:「(日本とドイツについて)
現地の独立政権とのにらみ合いなし。それはテーブルに出されたご馳走みたいなもので、切って食べさえすればよかった」。日本は次々ご馳走出したのです。女性を含め。米国は「テーブルに出されたご馳走を切って食べさえすればよかった」のです。
今と同じですね。米国はTPPというご馳走をこれから、「切って食べさえすればいい」のです。ご馳走運んでくれるのは野田首相に、前原氏。もう民主党大臣、副大臣クラスみんなですね。そして占領時代と同じく、大手新聞は米国にご馳走あげろ、ご馳走あげろと言ってます。