東日本大震災:山菜4品目から100ベクレル超セシウム いわき・ゼンマイ1100ベクレル /福島

毎日JP

 県は27日、県内で採れたコゴミなどの山菜4品目から新たに基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超す放射性セシウムを検出したと発表した。いずれも流通していない。
 最大はいわき市のゼンマイの1100ベクレルで、同市に出荷自粛を要請した。新たに出荷自粛要請したのは他に、いわき、相馬、伊達、桑折の4市町のタラノメ▽伊達市のワラビ▽相馬、伊達、国見、三春の4市町のコゴミ。
 山菜などですでに国の出荷停止指示が出ているのは、福島市桑折町のコゴミ▽相馬、福島、伊達、田村、広野、国見、桑折、川俣の8市町のフキノトウ▽いわき、相馬、南相馬、福島、伊達、本宮、広野、新地、桑折、川俣、三春、西郷の12市町村のタケノコ。
 自家消費用の採取に制約はないが、県林業振興課によると、山に自生しているため地域によっては高い値が出る場合があるという。【乾達】