那珂川河川敷で最高値 県内河川・湖沼セシウム調査

下野新聞

環境省は9日、県内の河川、湖沼の計64地点で7〜10月に採取した水や川底・河川敷の土壌などの放射性セシウム測定結果を公表した。河川、湖沼とも水からは全地点で放射性物質は検出されなかった。河川敷の土壌は、那珂川の上黒磯左岸(那須塩原市)の腐葉土から1キログラム当たり3万2千ベクレルが検出されたのを最高に、ほぼすべての地点で検出された。

 調査は昨年10月、今年2月、6〜7月に続いて4回目。那珂川の3万2千ベクレルは過去最高値で、採取日は8月1日。8月21日と9月24日に採取した土壌はそれぞれ4200ベクレル、3700ベクレルだった。昨年10月に1万7千ベクレルだった湯川の湯川橋右岸(那須町)は、今回の調査では6200ベクレル。