「日米地位協定入門」の著者・前泊博盛教授との対談動画が配信されました

天木直人

私は昨日3月7日のブログで産経新聞のスクープ記事を引用して 政府が今年の4月28日を「主権回復の日」と位置づけて都内で祝賀式典を開くことがわかったと書いた。
そしてその記事の通り、安倍首相は7日の衆院予算委員会でその方針を表明した。
ご丁寧に、「主権を失っていた7年間の占領期間があったことを知らない若い世代が増えている。日本の独立を認識する節目の日だ」とその意義を強調して。
しかしこの言葉は安倍首相にそのまま跳ね返って来るに違いない。
歴史を知らないのは自分自身だという形で。
日米地位協定入門」(創元社)という堅苦しい名前の本が2月末に発売された。
この本は安倍首相が独立したと信じて式典記念日としようとしているまさしくその日に、日本は今日に至る米国による永久占領の鎖につながれた日である事を見事に解説してくれる本である。
私はその著者である前泊博盛沖縄国際大学教授と対談し、その本の意義について語りあった。
その動画がユーチューブで配信されている。
それを見た国民はその内容に驚き「日米地位協定入門」という本を読みたくなるだろう。
そしてそれを読んだ国民は腰が抜けるほど驚くであろう。
日本はここまで米国の属国に成り果てていたのかと。
安倍首相は自身が自分が間違っていた事に気づき、4月28日の「主権回復の日」を「主権を取り戻す日」としてあらたな米国との交渉を始める日にしなければならない。
そうでなければウソだ。安倍首相の「日本を取り戻す」という言葉はむなしい。
この「日米地位協定入門」という本は、私と田母神氏との共著である「自立する国家へ!」(KKベストセラーズ」とともに、安倍首相に対するこの上ない応援歌なのである。
日本を愛する国民であれば、右翼も左翼も関係なく、その事を安倍首相に求めていくべきである。
表記の動画が拡散され、一人でも多くの日本国民が日米関係の真実を知って覚醒することを願うばかりである。
動画は以下のURLで見る事ができます。

 http://bit.ly/16as4ntまたは

 http://www.youtube.com/watch?v=krV62aIe1_M