テレビ局

羽鳥湖高原は風通しの良い高原なのでテレビ電波の受信環境は、まあ良いようです。私の別荘では、東京の番組が受信できますからね。時々、自衛隊布引山演習場の実弾訓練がある時は、テレビ画面がチラつくことがあります。自衛隊はテレビ電波に干渉するほどの強い電波を出しているのでしょうか? 私のお友達の比較的奥にある別荘では福島のローカル局も受信状態が芳しくなくて、BSアンテナを設置しています。羽鳥湖高原といってもとても広いエリアなので、樹木に囲まれているところや谷間にある別荘は電波が届きにくいのかも知れません。レジーナの森では、平和観光エリアから共同受信のアンテナを立てて電波を送っているようです。ところで、レジーナの森といえば、FCT福島中央テレビの露出度が多いですね。我が天栄村のニュースもここのテレビ局からの映像が多い気がします。FCT福島中央テレビはNNNニュース系列なので読売系ですか? 読売といえば正力松太郎、そして読売ジャイアンツとプロレス。私の家では主人が昔から読売新聞を購読しておりましたが、例の江川投手の事件から激昂して購読を中止してしまいました。ジャイアンツファンだった主人はそれからアンチジャイアンツに変身です。ついでですので読売グループの事を書きますが、読売とアメリカCIAとの濃密な関係を2006年2月16日号【週刊新潮】に早稲田大学の有馬哲夫教授が寄稿した文を元レバノン大使の天木直人氏がご自身のブログで転載していますので、再度、このブログに転載いたします。参考までに。


               CIAに日本を売った読売新聞の正力松太郎

 これは超弩級のニュースである。本日発売の週刊新潮2月16日号で、早稲田大学の有馬哲夫という教授が、正力松太郎がCIAに操縦されていた歴史的事実を明らかにした。その根拠は、例によって、米国公文書館の公開された外交機密文書である。しかも彼が見つけた文書はいまだ殆ど誰も手にしていない文書であるという。研究者にとっては願ってもない貴重な文書だったと有馬教授は述べている。この発見がこれからどこまで日本で波紋を広げていくのか。
 その文書から有馬教授が読み解いた事実の一端は次のとおりである。
 まずそのファイルの量である。同じCIAのファイルとして既に研究されている岸信介元首相や重光葵元外相のものと比べても、圧倒的な厚みであるという。CIAが正力を如何に徹底してマークしていたかの証明である。しかも正力を「ポダム」という暗号で呼んでいる。
 正力は東京帝大を出て警察庁につとめ戦前、無政府主義者共産主義者の取締りで名をあげたという。その正力は政界の大物から大金を借りて当時わずか5万部に低迷していた読売新聞を買収し、自ら陣頭指揮をとって、奇抜な企画や大衆に親しみやすい紙面つくりに励み、毎日、朝日につぐ大新聞に読売を成長させたといわれている。米国はその正力に目を付け、援助を与えることによって彼のマスコミに対する大きな影響力を利用しようとしたのだ。日本全土に、親米・反共のプロパガンダを流す手段にしたのだ。
 今度の研究で具体的に明かされた事実として、CIAが1000万ドルの借款を正力に与えて、全国縦断マイクロ波通信網を建設させようとしていたという。これが完成した暁には、CIAは日本テレビと契約を結んで、アメリカの宣伝と軍事目的に利用する計画であったという。
 幸か不幸か、この工作は成就直前で破綻した。その原因は、「正力とアメリカの国防総省が陰謀をめぐらし、正力がアメリカの軍事目的のために、アメリカの資金で全国的な通信網を建設しようとしている・・・近代国家の中枢神経である通信網を、アメリカに売り渡すのはとんでもない」という怪文書がばらまかれ、国会で取り上げられたためCIAが作戦を見直したからである。
 それにしてもCIAは資金や女性問題、果ては麻薬によるコントロールまであらゆる情報をファイルして工作対象者をマークしていることがこの文書で明らかにされている。正力の場合は、「テレビのベンチャーに対するアメリカの資金供与」と記載されていたと有馬教授は書いている。
 これまでにも岸信介元首相をはじめとして様々な日本の指導者が米国の手先となって、米国の日本間接統治に手を貸していたことが明らかにされている。しかし今回のCIAの正力ファイルはこの事実をここまで詳しく明らかに示した。
読売グループが何故ここまで対米追従のメディアであるのかは、この歴史的事実からつじつまが合う。
あれから半世紀、小泉、竹中は言うに及ばず、米国CIAの日本工作は我々国民の知らないところで驚くべき広さと、深さで進んでいることであろう。しかし恐れる必要はない。その事実が国民に知れた時点で、大きなしっぺ返しを食らう事になる。最後の決めては情報公開である。内部告発でも、密告でもなんでもいい。とにかく一つでも多くの隠された事実を白日の下にさらすことだ。これこそがジャーナリズムの使命であり、醍醐味である。