羽鳥湖から浅川町

浅川町は花火大会で有名ですが,私の興味は貫秀寺にある即身仏。お寺のおばあちゃんに拝観料をお支払いし、即身仏が納まる薬師堂へ案内していただきました。即身仏の宥貞上人は、「死んだ後の自分の身体に薬師如来が宿るように」と、即身仏と並んで陳列されている内部をくり抜いた薬師如来の石仏の中にお入りになったとのことですから、衆生救済の為に、今の現代人からは想像を超えた覚悟で臨まれたんですね。が、しかし、即身仏は穏やかな表情であったのが印象的です。即身仏と言えば、昔、鶴岡の鉄門海上人と真如海上人を拝観したことがありますが、特に、大日坊のご住職が迫力のある声で、真如海上人が即身仏になった時代背景と入定の方法を説明されたのが強烈な印象として私の頭の中にに残っているので、浅川町の貫秀寺と宥貞上人とおばあちゃんは本当に好対照でした。