小室直樹さんのご冥福をお祈りします

小室 直樹さんは、父親が死去した5歳時から、母方の会津若松に転居して、会津高校、京都大学、阪大大学院中退、ミシガン大学大学院、マサチューセッツ工科大学大学院、ハーバード大学大学院、東京大学大学院法学政治学研究科とその都度、学問領域を拡大していった、稀有な学者でしたね。田中角栄ロッキード裁判では、無罪を主張するなど、当時の私には違和感もありましたが、その後、日本社会がバブルで浮かれていた頃に書かれた『大国・日本の崩壊』を読んで、今では、先生の確かな学問に基づく予見性に驚嘆しております。 今年は残る3ヶ月を小室さんの著書で過ごすことに決めました。小室直樹さん、ありがとう。