羽鳥湖高原と凍結道路

ノーベル賞のパロディー版、「イグ・ノーベル賞(Ig NobePrizes)」の授賞式がハーバード大学で催されたようですが、各賞の中で、私の興味を引いたのは、物理学賞を受賞したニュージーランドのオタゴ大学の研究チーム。凍結した道路を歩く際に、靴下を「靴の上」に履くと滑りにくいことを発見したのが受賞理由だとか。
これって、緊急時には、羽鳥湖高原の厳冬期には使えますよね。

羽鳥ダムを工事していた頃は、雪が降ったり凍結して車が滑る時は、タイアに藁を巻いて脱出したそうですから、、物理的原理は同じかも知れませんね。

それから、日本の研究チームが、単細胞生物の粘菌を利用して最適な鉄道網を設計することを考案したとして交通計画賞を受賞しています。広島大の小林亮教授(数理生命科学)たちの研究らしいのですが、この粘菌、餌が分散していると、体を引き伸ばして移動する性質があるらしく、 実験では、関東地方の形をした容器に、主な鉄道駅に見立てた餌を36個配置。東京の山手線に相当する中央部に粘菌を置いて観察を続けた結果、粘菌が作るネットワークは常に同じ形ではないけれど、中には実際の鉄道網より効率的なケースがあって、経路を一部寸断すると、粘菌は回避路を用意するなど、トラブル対応にも優れていて、今後、研究を深めれば、情報通信網などのインフラ整備に応用できる可能性もあるということらしいですよ。

着眼と発想、素晴らしいですね!