羽鳥湖から宇都宮へ

昨日は主人の会社勤めの時の部下だった方が、今年、退職されて、都内のマンションから宇都宮に居を移されたので、新築のお祝いも兼ねて伺って参りました。広い敷地に平屋の数寄屋風の作りで、これから庭の造作にとりかかるそうで、完成したら立派なお屋敷になるんだろうな〜なんて感じです。
この方は、もともと宇都宮出身で大学も宇大(宇都宮大学)、奥様も宇大の同級生で、やはり、ふるさと宇都宮にはとても愛着があるようです。郷土史にも明るく、色々と教えていただきました。

宇都宮という所は、日光東照宮への途上に位置するために、伝統的に幕府の圧力が強かったようで、幕末には、藩論を勤王で統一しても、藩主の戸田忠恕は徳川慶喜を救うために京都へ向かうといった二面性があり、結局、桑名藩隊、新選組、伝習隊などの旧幕府軍宇都宮城を占領されてしまい、その後の宇都宮城の戦いとして広がっていったようですから、戸田忠恕も藩の命運がかかっていますので、ほんとうに難しい選択を迫られていたんでしょうね。今の日本国が、米国と中国両国の圧力を受けているのとなんだか似ているような気がするのですが。