火星と金星

日本の金星探査衛星『あかつき』が、いよいよ周回軌道に入るようですね。成功すれば、我が国が地球以外の惑星に探査機を周回させるのは初となるとか。同時に小型ソーラー電力セール実証機「イカロス」も軌道に投入するそうですね。「イカロス」は極めて薄い膜を広げて、太陽光圧を受け推進力を得ながら同時に薄膜上の太陽電池により発電も行うとのこと。実用化されれば宇宙空間を燃料(推進剤)なしで航行できるので画期的なことだとか。
『あかつき』のミッションは、金星を周回しながら、金星の大気を観測、地球の誕生や気象変動の謎に挑むのだそうです。

NASA欧州宇宙機関は、金星よりも火星探査により大きな関心を示しているようで、中国も早ければ2013年、自国のロケットで初の火星探査機を打ち上げる予定だそうです。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が、将来的な火星移住の是非を尋ねたところ、「積極的に火星移住を進めるべきだ」、「他国と協議しながら、バランスのとれた移住を進めるべきだ」との回答がともに2割を超え、合計では50%を超えたとのこと。もし、日本で同じ設問のアンケートをしたら、恐らくこのような火星移住肯定が半数という結果にはならないでしょうね。

中国の国土は日本の25倍もありますが、80%が居住に適さない砂漠や山岳地帯なので、国土の20%に13億とも18億とも云われる人口が集中しているわけですから、これはもう酸欠状態ですよね。世界中に広がるチャイナタウンは必然の結果なんでしょうね。この勢いなら2050年には火星にもチャイナタウンが出来ているかも。