南東北の放射線

一昨日から宮城の鎌先温泉の旅館一條へ主人の運転で行ってきました。 公家の20代目の若社長は気品のある素敵な方ですよ。 客室の放射線量も0.09μSv/hでしたから、久しぶりに放射線の少ない環境で一夜を過ごすことができました。羽鳥湖の我が別荘は0.3μSv/hありますからね。放射線線量計を持参して行ったので、車の中で出た数字ですが、東北道須賀川、郡山、本宮、二本松、福島西、福島飯坂、どれもみんな警告音が鳴る0.5μSv/h以上でしたね。  白石市白石城付近が0.2μSv/h、鎌先温泉界隈が0.18μSv/hです。翌日、蔵王へ向かったのですが、蔵王の中央ロープウェイ付近で0.08μSv/h、米沢の上杉神社付近で0.12でした。
米沢に在住の私と同年代の方にお話を伺ったところ、米沢には福島県民が4000人避難しているそうですよ。 原発事故がなければね、とおっしゃっておりました。

途中のコンビニで買った『サンデー毎日』の今週号を旅館で読んだのですが、南相馬櫻井市長福島県立博物館長の赤坂氏の対談記事の中で、赤坂氏が東北は「兵隊と女郎と米」を東京に差し出した、という下りがありますが、インパクトのある歴史事実の指摘ですよね。 この際、東京中央官僚機構に抗して、白石城に東北越後の知事が集まって『新奥羽越列藩同盟』でも旗揚げして、東北独自の復古を模索したほうがいいですよね。井上ひさしの『吉里吉里』国ビジョンかな。まあ、しかし、福島や宮城、青森の知事は県民に視線が向いていませんから、無理でしょうね。