「中間貯蔵施設 県内に設置必要」 玄葉氏がインタビューであらためて強調

福島民報
 国家戦略担当相と民主党政調会長を務めた玄葉光一郎衆院議員(本県3区)は内閣総辞職を受け30日、福島民報社のインタビューに応じ、東京電力福島第一原発事故により放射性物質に汚染された汚泥やがれきなどの中間貯蔵施設を県内に設置すべきとの考えをあらためて強調した。
 玄葉氏は「市町村内で仮置きが続けばいつまでも県民の不安は解消されない。早く決断しないと除染が進まない」と中間貯蔵施設の必要性を訴えた。さらに国が廃棄物の容量を小さくする技術開発に取り組んでいることを明らかにした。「政治家として県民の生活を考え、県民の耳に痛いことも説明しながら決めていくことが大切」との見解も示した。
 中間貯蔵施設をめぐっては27日、当時の菅直人首相が県庁で佐藤雄平知事と会談し、県内に設置したいとの方針を表明。佐藤知事は「突然の話。非常に困惑している」と不快感を示した経緯がある。