福島第一原発周辺の昨夜からの不穏な状況の対応について

木下黄太のブログ

 個別土壌調査


採取日時 // 場所 // セシウム134Bq/kg // セシウム137Bq/kg

9月11日 愛知県刈谷市末広町 不検出 不検出
9月11日 愛知県刈谷市高須町 不検出 2.5
9月11日 愛知県刈谷市半城土町 不検出 不検出
9月18日 愛知県岩倉市 不検出 不検出
9月19日 愛知県犬山市 2.8 3.1(セシウム合算5.9Bq/kg)
9月19日 愛知県犬山市 3.2 3.1(セシウム合算6.3Bq/kg)
9月20日 愛知県犬山市 2.2 4.7(セシウム合算6.9Bq/kg)
9月20日 愛知県江南市 不検出 不検出
9月21日 静岡県浜松市中田島町 濃縮可能性有 19.8 22.4 (セシウム合算42.2Bq/kg)
9月21日 静岡県浜松市中田島町 40.2 57.8(セシウム合算 98Bq/kg)
9月23日 愛知県名古屋市名東区 3.7 4.2(セシウム合算 7.9Bq/kg)
9月27日 栃木県下野市祇園 303.3 340.9(セシウム合算 644.2Bq/kg)
9月28日 東京都小笠原村父島 不検出 不検出
9月28日 長崎県佐世保市新港町 不検出 不検出
9月28日 福岡県福岡市早良区百道浜のふきだまり 不検出 不検出
9月28日 福岡県福岡市早良区百道浜 不検出 1.4



 浜松は新しく入ったこの数字を、前に出したデータとあわせて、平均値をとりましたが、それでも11ヶ所で平均25Bq/kg位です。チェルノブイリのフランスの平均値より低い感じです。愛知県内の犬山近辺は汚染箇所がないか確認しましたが、一ケタ台の汚染が大半です。名古屋市内も同様の数値。小笠原は全く出ませんでしたが、海の方向に拡散した放射性物質がどのように降下しているのか、不明のため、データがあがったことで、確認できてよかったと思います。

長崎の佐世保や福岡には今回の汚染は、土壌には、この数値ではほぼありません。

 栃木県の下野は、はっきり汚染がわかる数字です。これで問題がないと、公的機関が公言しているとしたらお笑い種です。明確にまずい数字です。

 福島第一原発周辺で地震が昨夜より相次いでいて(北緯37.1東緯140.8 で十回を超える)、周辺の線量があがったなど、不穏な情報がありました。確認したところ、大きくおかしなことはありませんが、川俣町で個人がシンチレーションで計測している数値が、0.468μsv⇒0.583μsv(22時⇒24時)。変動幅はまだ大きくはありません。しかし、数値が増えています。現地は北東の風。小雨。こちらも情勢の変化を気にしています。なにかあればまたお伝えします。 

 きのこはやはり危険です。施設栽培のきのこでもセシウム検出です。長野県北部の木島平村で施設栽培されている「なめこ」からセシウム137を「8Bq/kg」検出。県調査(検出下限は約5Bq/kg)。天然、原木栽培は危ないのは常識だが、施設栽培までもそういう状態が気になります。http://www.pref.nagano.jp/nousei/engei/kensa/9.28kensa.pdf

 福島在住の方で、福島から避難したい気持ちがある方は、私のブログを読むのは普通の行為ですが、福島から避難しない事を主張するために、僕のブログを読みに来ている、おかしな方々は現時点で、もう読みに来ないで下さい。正直、ほかの人の対応を妨げる行為です。この中には福島県民も、それを偽装している人もいると思います。

 福島県に移り住んで、福島県民とともにあると主張している、医学者や科学者の主張に寄り添いたいのなら、答えは簡単です。このブログを読みにこなければよいのです。僕はそういう言説は全く信用していません。

 福島県内のガレキを移す場所などどこにもありません。放射性物質は拡散させてはなりません。そのまま、福島に留める以外の方法はありません。

 中間処理施設が東京、千葉、群馬、栃木、茨城、福島、岩手、宮城の名前が上がるのは、少し合理性があって、汚染程度の高いエリアの中の話です。汚染があるものを、汚染のないところに動かせない。こう考えるとこの地域がどういう立場か、住んでいる人は認識すべきです。汚染地です。ひどい汚染です。としたら、その地域のものはその地域で処理するしかありません。もっともひどい汚染されたものは、福島にありますが、これも福島で処理するしかありません。

 僕は、日本には、法的にも、社会的にも、移動の自由は担保されている国と考えます。その観点から、退避、避難を呼びかけました。関東、首都圏、東京です。勿論、それよりも汚染されている福島は当然のこととして、汚染状況がはっきりしてきた、宮城、岩手も、場所によっては避難は必要になります。他地域にも、そういう場所はあります。当たり前のことです。そして、公的機関の判断を待っている余裕はありません。汚染がひどい証左の出ている地域で、住み続ける事は、まともな判断ではないという事です。自分や家族や大切な人の健康、生命を考えた場合、移動することしか、本質的な解決はありません。

 僕の主張が気に入らないなら、直接僕に連絡してくればよいと考えますが、そういうまともな話は一度もありません。こういう陰に隠れている人々が、いろんな人の足を引っ張っているという事が、僕には不快です。

 福島の大半の地域から、避難をしない選択は、僕からは肯定しません。あなたがどうされても貴方の自由ですが、僕はそう選択をする人たちと、本質的に、関わりたくありません。あなたの選択は自由ですが、そういうことを僕のブログまで来て吹聴するのは、おやめくださいということ。迷惑です。

ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp