南相馬の児童生徒の半数からセシウム検出の件

南相馬市議会議員 大山弘一のブログ

病院事務長は対応に追われ電話でしか話ができませんでしたので
本庁に行き ある部長に聞いてきました。

今回、朝日新聞3面の左下に目立たないように載ってました。
こちらは デジタル版です。
http://www.asahi.com/national/update/1024/TKY201110240656.html小中学生の体内から少量のセシウム 福島・南相馬で検出
 福島県南相馬市の市立総合病院は、9月下旬から検査した市内の小中学生の半数から少量の放射性セシウム137が検出されたことを明らかにした。事故直後に呼吸で取り込んだものか、事故後に飲食物を通じて取り続けたものか不明のため、病院の責任者は「定期的に調べて健康管理につなげたい」と話している。

 小中学生527人を最新の内部被曝(ひばく)測定装置で調べたところ、199人から体重1キロあたり10ベクレル未満、65人から同10〜20ベクレル未満、3人から同20〜30ベクレル未満、1人から同30〜35ベクレル未満のセシウム137を検出した。

 セシウム137が半分になるまでは約30年かかるが、体からは便などとともに排出されるため、大人で100日程度、新陳代謝が高い小学校低学年生で30日程度で半分が出ていく。

____________というもの___________

ここからは 強力な協力者の鋭い考察。そのやり取りを軸に進めます。

朝日新聞に伝えた南相馬市立総合病院の坪倉医師は
東大からの医師で 4月から南相馬勤務。
講演会「除染活動の実情」http://news.livedoor.com/article/detail/5944992/?p=1
 細かな除染の苦悩や実態・問題点が報告されています。
外部から見れば、これはもはや「除染は不可能」と言う証拠にもなると思います。

坪倉さんも 体制の流れに乗っているようですが・・・

 我々(対原子力村=東大?)が最も 注目すべきところは、

坪倉医師が正直に(ミスって)語っている
http://news.livedoor.com/article/detail/5944992/?p=1上記URL下段の「高圧洗浄は非常に有効で、β線は5分の1になる。」と言う
点です。
 つまり、β線の変化も測りながら除染を行っていると言うことです。

 β線量が家屋の線量マップに反映されたり公表されたりしない。
また
「高圧洗浄は水溶性のストロンチウム等のβ核種が飛散しやすい」と言う説が成り立つと思います。

 なぜ バキュームで吸い込むんだり ジェルで回収することを義務付けないのか?

それは 児玉氏持論「住めないところがあってはてはならない」から察すると
 汚染土や汚染回収物質が増えれば いきおい それらをを運び込む場所が必要になる。

 原子力発電所周辺を最終処分場にしたら周辺10キロ圏内(半分は太平洋なので)以上の国有地買い上げになり 「国土を使えなくした」との汚名と 
また 集めることによる高濃度化で管理費用も膨大になり 被害額が膨らむことにより原発推進派にとっては大変な痛手となる。ーーー「脱原発」に向かわせないためでは?

「猛毒危険物」の取り扱いなのに この「吹き飛ばし」。 はなはだ迷惑行為。―−−野放し。助長。

安全性重視であれば、原発施設内でも実施しているコーティング・ジェル剤に
吸着させて剥がす方法が正しいのですが、予算面や施行面により現実的では無く、
安易で危険かつ効率の悪い除染法で ひたすら「線量・測定・除染」という扇動。

法律でも原因者の東電が 除染することになっているのに 原子力村の311発災以来の 目標=「最短収束。最少賠償。」「(原発推進するには)最低ダメージ」住民に除染させるのはこれに合致しています。
________少々脱線気味ですが・・・ここでジェルの話_________

コンクリ部などはデコンジェルなどを使えば、かなり軽減できます。
先日、福島の幼稚園でも実施したようです。除去率90%の結果。
http://decongel.com/jp/コンクリの場合は染み込んでいると言うよりも、主に表面の細かな穴に入り込ん
でいるようです。実際に国内の原発でも除染で使われている物です。
ジェルを一面に塗って、24時間後に硬化したジェルを剥がすだけです。
ある程度の凹凸面でも効果があり、剥がしたジェル(放射性物質)の管理も容易。
これにより作業員の被曝や、周囲への二次飛散を防げます。

ちなみに原発除染員のプロに言わせれば、水拭きとかはナンセンスだそうです。
広げたり、すき込むことになり、汚染範囲を広げて除去し難くするそうです。
平面ならテープ等で粘着させて取るのが基本で、絶対に擦らないようにとの事。
コンクリやザラザラ面は、やはりジェルが一番だそうです。
___________おっと、本題_______________

ベラルーシでは、子供は体重1キロあたり20ベクレル、青年は50ベクレル、大人
は70ベクレルが「要注意」としてデトックスの「ペクチン」を処方したり、一時
疎開させたりしています。

参考に ベラルーシ在住の日本人のブログに 放射能対策の食べ物などが紹介されています。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/e439a93954de00c8c0e9dd85c8ee9e73
9月に飯館村で、避難しなかったが食事に気を付けていた大人が7000ベクレル
(キロ当たりおよそ100ベクレル)だったそうです。
ちなみにベラルーシの「大人の危険レベルは1キロ当たり200ベクレル」です。
事故当初は軽く超えていたはずです。

朝日新聞の3面に控えめに載った重要記事。
半減期を考えても 食物や呼吸での取り入れも危惧され はたして「原因」の究明、考察がなされるか?

私は youtube南相馬からSOSパート2」の主張通り 土ぼこりが最大の危険であると訴え続けます。
そして 早くこの危険地域から 子供たちを避難させ 「除染したい人」に思う存分責任を以て 完了し安全宣言を出してもらってから 帰還させたいと思います。
5000人以上の署名を集め区域解除の前提条件を市長に提示しましたが 公開質問状でことごとく拒否されたことを 歴史に刻みます。

いわきの 森まさこ衆院議員は 「いち早く病気を発見する」などと語っていますが 「本末転倒」!そんな可能性がある危険な場所に 住まわせ税金とろうという根性が許せない!!
人体実験に1000億、無駄な除染に3000億使うのなら 早く子供たちを避難させそのあと
存分に あんたがたが
高圧洗浄機で 屋根に上れ!!(かわいそうだからアドバイスするが 命綱はしたほうがいいぞ。半身不随で手足が利かなくなった人がいる)

だんだん怒りがこみ上げた最後に 「医者も議員も何をやっているんですか!!子供を避難させろ!!」____________


南相馬市では出張中の市長の帰りを待って 金曜頃に資料を整え報道発表するそうです。


_____今日は、これからチラシつくりがあり ここまでとしますが 重要情報を作業途中にツイートしていきますので 夜型の方はお付き合いください。励みに(眠気と闘いながら)なります。