放射線による発がんリスクで提言 女性は男性の1・5倍

東京新聞

原子力放射線に関する情報を提供している市民団体「原子力資料情報サービス」(本部・米メリーランド州)は28日までに、放射線による発がんリスクは男性よりも女性が50%高いとして、各国に女性への対策強化を求める提言をまとめた。
 提言が根拠にしているのは、米科学アカデミーが06年に低線量被ばくの影響についてまとめた報告書。
 子どもが放射線の悪影響を受けやすいことは理解が進んでいるが、男女間の差について各国はほとんど問題にしておらず、対策も取っていないのが実情としている。