福島第1原発:警戒区域海域でスズキから1610ベクレル

毎日JP

東京電力は20日、福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域の海域で採取した魚介類の放射性セシウムの測定結果を発表した。スズキから1キロあたり1610ベクレル検出するなど、採取した13種のうち、7種で食品の新基準値(1キロあたり100ベクレル)を超えた。
 今月7日、福島県楢葉町の木戸川の沖合2キロと5キロの地点で刺し網で採取した。検出した1キロあたりの放射性セシウムは、ムラソイ830ベクレル▽コモンカスベ740ベクレル▽マコガレイ490ベクレル−−などだった。
 調査は3月末に始め、6月まで実施する。東電は「今後も調査を続け、魚介類への影響を調べたい」と話している。【奥山智己】