僧侶らが脱原発訴え 米子市で「命の行進」

日本海新聞

僧侶らが脱原発を訴えて原子力発電所の周辺地域を歩く「命の行進」が25日、鳥取県米子市内であり、参加者が原発の無い社会の実現を祈った。

命の行進は、脱原発などに取り組む日本山妙法寺の僧侶らの活動。ことし2月に茨城県東海村を出発し、原発原子力関連施設19カ所の周辺地域を歩いて、8月に広島市平和記念公園への到着を目指す。

一行は、松江市鹿島町の島根原発周辺での活動のために米子市入り。僧侶4人と趣旨に賛同した人たち合わせて約30人が、経を唱え、「脱原発」のメッセージを手にJR米子駅前から米子市役所まで歩いた。

代表の佐藤達馬さん(41)は「福島などを回って話を聞いた人たちの思いを届けたい」と話していた。

26、27日と松江市を目指して行進し、28日に島根原発前で断食祈念を予定している。