明日29日、総理官邸を取り囲む原発反対デモに参加しよう

天木直人

9電力会社の株主総会が行なわれたその同じ日の6月27日、東京電力
福島第一原発1号機の建屋地下で毎時1万300ミリシーベルト放射線量が
計測されたと発表した。
格納容器の中ではない。建屋の地下だ。
人が浴びれば40分ほどで死亡する極めて高い数値であるという。
これまでに計測された最大の数値であるという。
放射線は放出され続けているのだ。
もしこのニュースが各紙の一面に大きく報道されていれば国民の意識は
激変するだろう。
政府や東電がいまなすべきことは事故の収束対策であり、国民を被曝の
危険から守ることである。
原発再稼動などを急いでいる場合ではない。
政治が野田首相の政策を変える事が出来なければ国民がそれを要求すればいい。
私は、あす6月29日午後6時に、官邸を取り巻く抗議デモに参加する。
小田実の言葉どおり、右を見ても左を見ても、前を歩いている人も後ろに続く
人も、誰も知らない、名乗らない、そんな人たちと一緒になって、一つの目的に
向かって歩き、声を上げようと思う。
原発は日本には要らない。それを推進する野田政権をボイコットしよう、と。
小沢一郎の側近である平野貞夫も病身をおして参加するという。
小沢一郎も参加すべきだ。橋下徹渡辺喜美も参加すべきだ。
官邸をとりまく抗議デモは日本の平和革命につながる予感がする。
日本の夜明けになる予感がする。
そんな歴史的なデモに一度でも参加することに意味がある。
                                            了