約150機のオスプレイが製造され 3分の1が事故で破損して使えなくなった

森田実の時代を斬る

朝日新聞』7月20日朝刊の1面トップは「オスプレイ事故58件」「米軍資料06年から5年間」という見出しの記事でした。やっと、東京の大新聞がオスプレイを真正面から取り上げました。遅い報道でしたが、半歩前進です。
 オスプレイの事故が頻発していることが米軍の資料に出ていることは、すでに知られていました。東京の大新聞の報道は遅すぎるように、私には感じられます。正確な数字は忘れましたが、約150機のオスプレイが製造され、配備されましたが、すでに約3分の2の数に減っているとの口コミ情報は、かなり以前に私の耳に届いていました。3分の1が事故で破損して使えなくなったのです。それ以来、東京の新聞が、このことをいつ書くか、注目していました。『朝日新聞』の報道はたしかに遅すぎましたが、報道しました。しかし、他の大新聞はいまだ報道していません。
 それにしても、こんな危ないオスプレイを日本に配備し、日本の国土の上で低空飛行の訓練をしようとする米国軍部の態度はひどすぎます。「日本国民を人間と認めていないのか!」と言いたくなります。こんなことまで断ることができない野田政権と野田政権下の日米関係の現実を、われわれは直視しなければなりません。超従米政権の野田内閣は即刻やめさせるべきだと思います。7月23日にはオスプレイを載せた輸送船が岩国に入港します。戦わなければなりません。私は7月23日は東京で記者会見の約束があり岩国へ行くことができませんが、近く応援に参りたいと考えています。