沖縄問題から逃げる今度の総選挙はごまかしである

天木直人

考えても見るがいい。今度の総選挙につながった原因は出来たばかりの鳩山・小沢民主党政権がカネと普天間で崩壊したからだ。
その後の菅・野田民主党政権が国民の期待を裏切り国民の支持を失ったからだ。
だから普天間問題に象徴される沖縄問題は間違いなく今度の総選挙の一大争点の一つにならなくてはいけない。
ところがそれがすっぽり抜け落ちている。
しかしそれでは済まなくなる。
きょう11月30日の毎日新聞が次のように報じていた。
すなわち在日米軍のアンジェレラ司令官は29日記者会見し、オス
プレイの本格運用開始時期は12月上旬になるだろうと。日本全国で
低空飛行訓練を急ぐと。
総選挙の真っ最中に日本全土でオスプレイを飛ばすというのである。
全国の国民がオスプレイの危険・騒音を実感することになる。
これで国民が反発しないようではこの国は終わりだ。
いやでもオスプレイ問題が選挙で問われることになる。
沖縄問題がクローズアップされることになる。
いまからでも遅くない。日本未来の党は、12月2日に発表する政
策綱領に沖縄問題を高らかに掲げよ。
それができるかどうかが日本未来の党が国民的政党となれるかどう
かの最初の試金石となる・・・