知事選挙

31日投開票の福島県知事選挙が告示され、羽鳥湖高原にも、再選を目指す無所属現職の佐藤雄平氏と共産党公認党県常任委員の佐藤克朗氏のポスターが貼り出されています。 私は住民票は千葉にあるので投票はできませんが、二地域居住で福島にも片足をいれているので、今回の福島県の知事選について考えてみました。

佐藤雄平氏は、民主、自民、公明、社民各党の地元組織から支援を受け実質の「相乗り」なので、オール与党対日本共産党という対決構図になりますね。
 
現職の佐藤雄平氏が8月6日、東京電力が福島第1原子力発電所3号機(大熊町)で計画しているプルサーマル導入について、受け入れを正式表明したのに対して、佐藤克朗氏は、プルサーマル発電の中止を求めているので、これは、大きな争点になりますね。

2006年10月26日は、福島県発注工事を巡る談合事件で佐藤栄佐久前知事が辞職したことに伴う出直し知事選が告示され、結果、民主、社民両党推薦の佐藤雄平氏が当選したわけですが、この談合事件、今の小沢一郎氏の陸山会政治資金収支報告書事件や検察審査会の問題と重なるところがありますよね。、両事件とも担当した検事は東京地検特捜部長の佐久間達哉だそうですからね。

福島県原子力発電に関わる経緯は『福島県汚職:佐藤栄佐久前知事が展開した“エネルギー政策”批判』という記事が時系列で書かれていて分かりやすいですね。

ちなみに佐藤栄佐久前知事は、市町村合併道州制原発開発などに否定的で、「地方の痛みを」を主張して小泉政権に「もの申す」知事だったようですよ。

日本の電力会社や原子力関係の閨閥は、『私物国家』広瀬隆著 光文社 に図解入りで詳しく書かれていますよ。

プルサーマルの安全性と中止を求めている『福島老朽原発を考える会(フクロウの会)』というのもあります。