クロモジ

私の幼少の頃の記憶ですが、我が家に来客があると、母は、クロモジの菓子楊枝の先にちょっとしめりをつけて添えてから、客間に運ぶのを見いて、その風情がとても羨ましくて、そっと密かに、その一本の楊枝を口にいれて噛んでみたら、スーっとする匂いと歯磨に似た感じが口の中に広がって、子供心に納得したことを、今も思い出します。

そんなクロモジが羽鳥湖高原にも自然に生えているんですよね。調べてみたら、クロモジはクスノキ科に属するんですね。樟脳も楠から作るので、あの匂いは似たような分子構造からくるのかもしれませんね。

岩手県田野畑村、今から5〜6年前に訪れた時、ここの田野畑牛乳のあまりの美味しさに魅せられて、今でも宅配で送って頂いておりますが、ここの田野畑村森林組合では、くろもじ茶というのを生産しているんですね。クロモジは薬草でもあるようですから、ハーブティーのような香りと味がするのかもしれませんね。 早速、羽鳥湖高原に自生するクロモジを頂いてきて、煎じて試してみようかと思います。自然の恵に感謝ですね。