国会はTPP問題で菅直人と毎日新聞を証人喚問せよ

天木直人ブログ

知れば知るほどTPPの矛盾が明らかになる。
議論すればするほどTPPへの参加交渉を急ぐ理由が対米
従属のためだということが分かる。
だから参加交渉を急ぐ必要はないという世論が増える一方なのだ。
それにもかかわらず今日(10月31日)の毎日新聞の社説は
次のように書いてTPPに反対する奴は的外れと書いている。
「・・・そもそも米国はTPPに日本が参加することを想定していなかった。
菅直人首相(当時)が成長戦略の一環として、自らの発案で参加したいと
言ったのだ。米国は日本に参加要請していない・・・」
本当か。
確かにTPPを突然に言い出したのは菅直人だ。
不思議なことにその菅直人はここまでTPPが大問題になっている
のに一言も発しない。メディアは菅直人に質問すらしない。
確かに米国は菅直人にTPPに入れとあからさまな要請はしなかっただろう。
しかし米国はそんな事をする必要はない。
菅直人に限らず自民も民主も野田も、米国の圧力をさとって自ら対米
迎合してきたのだ。
TPPは米国への忠誠度を試すリトマス紙なのだ。日米同盟のあかし、なのだ。
だから米国に嫌われたらこの国の政治家をやってられないと思う者たちが
面従腹背するのだ。
そんな事を毎日新聞が知らないとでもいうのか。
菅直人毎日新聞社長を国会に喚問して問い詰めろ。
たちどころに馬鹿馬鹿しいTPP議論が吹っ飛ぶ。
TPP問題が米国問題であることが明らかになる。
                                         了